浜松情報の『365日ふりむけば愛』　

　いよいよドイツワールドカップの日本代表メンバーが発表された。県勢は、３大会連続の出場となるＧＫ川口能活（磐田）、鋭い読みと判断力でディフェンスを統率するＤＦ田中誠（磐田）、抜群の身体能力で得点感覚にも優れるＭＦ福西崇史（磐田）、世界基準のテクニックとサッカーセンスを持つＭＦ小野伸二（浦和）、2002年の雪辱を期する稀代のエースストライカーＦＷ高原直泰（ハンブルガーＳＶ）と前回大会よりも若干数は減ったが、どの選手も有力なスタメン候補なので期待は高まる。
　今回の選出では、フォワードが話題を集めた。絶好調で代表でも結果を出した巻が選ばれ、潜在能力は高いが故障がちな久保が落選し、骨折明けの柳沢が選ばれた。この話題になる度に比較されるのが１９９８年フランス大会での三浦知良、北澤豪の落選。２００２年の中村俊輔落選と中山雅史選出のサプライズだ。しかし、私が思うに以前と今回の選考方法では明らかに違う。「実力主義でない」と言うことだ。コンディション不良の選手を選んだり、予選での貢献度を考慮したといったジーコ監督の信念が判らない。ワールドカップはお祭りではなく、国同士の戦いだ。故障上がりでファイトできるのか？大いに疑問が残る。久保を落とすなら柳沢も入れるべきではないのではないか。判断基準が曖昧である。選手を色眼鏡で見るのではなく、温情も度外視して勝つための人選をして欲しかった・・・。
　あくまで私見に過ぎないが、とにかくＦＯＲＺＡ（イタリア語でがんぱれ）ＮＩＰＰＯＮ！　（Ｋ）